○塾の使い方を間違えるな


 

《塾への認識を改めよ》

 

 

当たり前のことですが、塾に通わせても成績は上がりません。

 

ですが、多くの親御様がこの点を見落としがちなのもの事実です。

 

 

 

まず前提として、大手中学受験塾が“何を提供しているか”をよく考えてみてください。

 

「中学受験に必要な知識」ですよね。

 

“授業”や“教材”という形で、“知識”を提供してくれているのです。

 

 

 

 

塾は“成績をあげてくれるところ”でも“頭を良くしてくれるところ”でもありません。

 

単純に“子供たちの成績向上を願いながら、中学受験に必要な知識を提供してくれるところ”です。

 

 

 

普通に塾に通っているだけでは、その後も成績は入塾時と変わらないか、もしくは下降するだけです。それは、何年生から塾に通っていても同じことです。

 

 

「いいえ、うちは入塾後に成績がぐんとあがりましたよ」

 

 

というご家庭があるならば、それは、①入塾までに親がきちんとした教育をしてきたか、②入塾と同時に親が学習管理をしっかりと進めてきたか、③①②の両方であるか、のどれかです。

 

 

 

ここで、○中学受験を“○○○”に例えてみる の 《塾と家庭の役割》をご覧ください。

 

美味しいカレーをつくるには、すべてを塾に一任してはいけないということ。

 

塾には塾の役割があり、家庭には家庭の役割があり、母親には母親の役割があり、さらにそれらの各役割は他の人が担うことができないのです。

 

 

 

「塾に相談してもなにもしてくれない・・・」

 

 

と、親御様からご相談をいただくことが多いのですが、塾は塾で、その職務をまっとうしていると思っています。

 

 

塾側だってご家庭に入り込めるわけではないから、「それについてはご家庭でやってよね」とそのまま素直にご家庭に突き返すこともあります。

 

 

 

本当は、

 

 

「ご家庭で学習管理ができていないからでしょ」

「お母さんが頭ごなしに怒るから、ダメなんでしょ」

「ご家庭がご家庭の役割をきちんと担っていないからでしょ」

 

 

などと、塾側にも言いたいことはたくさんあるわけです。

 

 

でも普通はなかなか言ってくれませんよ、そんなこと。

 

 

だって、塾からみれば“保護者”は“お客さん”なわけですから、余計なお世話をやいたことで、ご家庭のご機嫌を損ねて、鯛塾になんてなってしまったら商売あがったりなわけです。

 

 

塾の職務は「子供たちの成績を上げること」ではなく「子供たちに良い学びを提供すること」なんです。ましてや、ご家庭の教育方針にダメだしをできる立場でもない。

 

 

 

それでも厳しいことをご家庭に言ってくれるならば、それは本当に生徒とご家庭のことを考えてくれている良い先生だと思います。

 

 

結論、「中学受験は、成績をあげたいならばすべてを塾に頼らない。家庭でやるべきことは家庭でやる」ということ。

 

 

塾は“中学受験に必要な知識を提供してくれるところ”であり、それ以上の施設でもそれ以下の施設でもないからです。